アメリカで家を買う【5】オファーが通ってからが正念場!

家を買う




Naoko
サンディエゴ在住、映画とドラマ♡の英語インストラクターNaokoです。

アメリカで家を買うシリーズ、第5話です。

念願のオファーが通って小躍りしていた私ですが、実はそこからが正念場でした。

サインをしなくてはいけない書類は山積み、売り主から突きつけられた厳しい条件。

さらには思わぬトラブル発生など、精神的にストレスがかかることばかり。

でも「これだ!」と思える家のオファーが通ったことが、私にパワーを与えてくれました。

売り手市場ゆえの厳しい条件にひるむ

escrow

オファーは通りました。

でも「家に不具合があったとしても現状のままで買う」という、いわゆる ”as is(アズイズ)” 条件がつけられました。日本の不動産用語では「現状有姿(げんじょうゆうし)」といいます。

買い手にとっては非常に不利な条件です。でも、完全に売り手市場なので受け入れざるを得ませんでした。

今回の物件にもやはり複数のオファーがあり、我が家よりも高い値でオファーを出した人がいたようです。でも、結局は私たちのオファーが通りました。その幸運に感謝しつつ、折り合いをつけなくてはいけないことが多いことも学びました。

エスクローというシステム

escrow

オファーが通った翌日に、さっそくエスクローがオープンしました。「エスクロー」というのはアメリカ(特に西側)で考案された不動産取引を安全に行うためのシステムです。

私がアメリカ生活のお役立ち情報を得ているブログ、”In Nadeshiko Way”からの説明が一番わかりやすいので引用しますね。

エスクローを一言で表すと、「ビジネストランザクションにおける裁判官みたいな役割」

どういうことかと言うと、Escrow CompanyとかEscrow Officerと呼ばれるエスクローを担当する人たちは、売買におけるSeller(売り手)からも、Buyer(買い手)からも独立した全くの第三者になります。

その売買に必要な書類などをまとめ、購入プロセスがスムーズに行くように進めます。

ステップはこんな感じ

  1. 売り手が家を売りに出す “For Sale”
  2. 買い手が買値とエスクロー条件の「オファー」をする
  3. 売り手がオファーを受け入れる
  4. エスクローオープン

売り手と買い手は、お互いに、エスクロープロセスに入るための同意書にサインし、「私はこのFee(プロセスにかかる手数料)を払います」と前もって払うと、エスクローがオープンされます。

この手数料は中立の「エスクローアカウント」に入れられ、エスクロー会社が必要に応じて引き出していきます。このお金の用途は、エスクロー会社によって作成された料金表(Escrow fee schedule)で確認できます。

この手数料は「その物件の事情」や「買い手の希望」によって異なります。

(太字はNaoko)

In Nadeshiko Way :Escrow(エスクローとは)の記事より引用

つまり、売り手と買い手の間に立つ第三者機関で、売買代金のやりとりや名義変更などの手続きを一括して行い、取引を監視するのです。エスクローのおかげで、取引の各費用や手数料もはっきりと分かるようになっています。

委任状も作成

夫と二人でローンオフィサーのHさんに会い、これからの手続きについて詳しく説明してもらいました。

そしてエスクロー会社に夫と出向き、夫不在でも私が一人で手続きできるように委任状(POA: Power of Attorney)を作りました。

予定としては5月30日までに契約を完了(クローズ)。6月には引っ越すことになることを、当時住んでいた家のエージェントのルイーザに連絡しました。

ここで問題が発覚したのです!

なんと!3年賃料すえおきはリース契約だった

lease agreement

2016年の家賃値上げの際、更新する条件として3年間の家賃すえおきを大家さんに了解してもらっていました。なんと、これが3年間のリース契約になっていたのです。

これは完全に私と夫の不注意でした。家賃すえおき、ということだけに気をとられて、リース契約だということをちゃんと認識せずにサインをしたのです。

月々の契約なら1ヶ月前の連絡で退去できます。でも、3年のリース契約なので、2019年6月まではずっと借りることになっていました。

すぐリアルターのNさんに相談。へたすると2019年6月までのリース残額(家賃2年分)を支払うことになりかねないから、エージェントを通じて何とかうまく決着をつけたほうがいい、と言われました。

それでなくても家の購入手続きでお金がどんどん出て行くのに、24ヶ月分の家賃を払えと言われたらどうしよう…。不安で夜もあまり眠れませんでした。

結局、1ヶ月分の家賃をペナルティとして支払うことで決着がつき、リース契約終了の書面ももらえました。これはひとえに6年の間に築いた信頼関係がものをいったと思います。

1ヶ月のペナルティで落ち着いたことに心底ホッとしました。

気持ちをコントロールできる強さ

strength

家を買う過程では、はらはら・ドキドキ・いらいら・ヤキモキすることはしょっちゅうです。

ひどく落ち込んだり、泣くほどうれしかったり、いろいろな感情で心が揺れ動く私は、その度にリアルターのNさんに気持ちを吐き出していました。Nさんはいつもどんと構えて聞いてくれるのです。

「どうやって気持ちをコントロールしているんですか?」と質問したら、Nさんは一言。

「私は心臓に毛がはえてますから!」

さすが。やはり長年の経験で鍛え抜かれている人は違う、と思いましたね。

しかし賃貸契約の問題が解決してホッとしたのもつかの間、また次の試練が待っていたのです。

次回に続く。

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ABOUTこの記事をかいた人

映画とドラマをこよなく愛する英語インストラクター。オンラインで英語を教えています。2009年からサンディエゴ在住、元字幕翻訳家。趣味は映画/ドラマ観賞、読書、ピラティス。娘が2人。