
今回は家具選び、生活用品選びについてです。住む家を決めて引越し、車も買った(あるいはリースした)という状況を想定しています。
我が家は日本で使っていた家具をすべて処分してきたので、何から何まで買う必要がありました。ショッピングは嫌いではない夫と私も、さすがに「もう買い物にはしばらく行きたくない」と思うほどひんぱんに買い物に行く必要があったのです。
目次
まずはアマゾンのアカウントを作りましょう

家が決まって住所が確定したら、まずはアマゾンのアカウントを作りましょう。日本に比べると配送までに時間がかかったり配送料がかかったりしますが、それはちょっと我慢です。日本と比べてはいけません。国土の広さが違います。カリフォルニア州だけでも、日本より広いのですから。
プライムメンバーになると、アマゾンプライムの商品であれば通常2日で着きます。当日や翌日に届くことは滅多にありませんが、2日で届けば十分だと思うようになります。やはり毎日の生活にアマゾンは欠かせません。
アカウントを作る場合、クレジットカードが必要になります。アメリカでのクレジットカードに関しては下記の記事をご参照ください。
日本の家とアメリカの家との違い
違いはたくさんあります。でもまず知っておくべきことは下の3点です。
- 下駄箱がない
- 備え付けの照明が少ない
- トイレが詰まりやすい
靴の収納いろいろ
家の中で靴を脱がないアメリカの家には、下駄箱も三和土(たたき)もありません。
よく映画やドラマで、ベッドで靴を脱いでいるシーンがありますよね。ベッドルームのクローゼットの中に靴を収納するからです。
靴を脱ぐ習慣はやめられませんから、工夫が必要です。
我が家では、ドアにぶら下げるshoe rackを使っています。これを使う場合は、ドアにひっかける部分のフックの幅に注意です。ドアの厚みにちょうどよくひっかかる長さでないと、うまくはまりません。
また、こんな靴の収納棚も使っています。
アメリカの家は照明が少ない

ダウンライトがついてたらラッキー!
アメリカの家は、日本の家に比べて備え付けの照明器具が少ないです。早めに追加の照明器具を買わないと、夜は家の中が暗くて大変。天井に埋め込み式のダウンライトがついていたらラッキーです。
部屋の広さにもよりますが、1つの部屋に少なくとも照明2つは必要だと思います。
私は日本でフロアランプを買った記憶がありません。スイッチをつければ明かりがつくのが当たり前、備え付けの照明で十分だったような気がします。
アメリカに来てから、照明の種類の豊富さにびっくりしました。どれを選べばいいか迷ってしまうほどのバラエティです。
アメリカのトイレは詰まりやすい
日本のトイレにくらべると、アメリカのトイレは詰まりやすいです。詰まったときにパコパコやるプランジャー(plunger)を必ず1本は用意しておきましょう。
「トイレに流せるおしりふき」にダマされないで!
もう1つ注意してほしいのが、「トイレに流せるおしりふき(flushable baby wipes)」と書いてあるおしりふき。「トイレに流せるなんて便利!」と思ってバカ正直にトイレに流していたら、すぐにトイレが詰まりました(泣)。
「トイレに流せる」と書いてあっても、流さずにゴミ箱に捨てましょう!
家具を買う
初めてIKEA(イケア)に行くのなら
日本にもあるIKEA(イケア)はサンディエゴにもあります。
初めて行ったときは、どうやって選んで買うのかまったく分からずに困りました。品番を書く紙と鉛筆とメジャーを手にしている人が多いけど、何を書いて、どうすればいいのかわからなくて… 最後の最後にたどりつくのが大きな倉庫で、メモっておいた品物を見つけてカートにのせる、と知ったときは納得というか驚きでした。
これも事前にIKEAでの買い物プロセスを調べておくべきでした。日本で行ったことがあれば安心ですが、もし行ったことがない方のために「イケアお買い物ガイド」動画をどうぞ。
娘たちのベッド、本棚、照明、ゴミ箱、キッチン用品など、基本的な生活に必要なものはIKEAでほとんど手に入ります。とにかく安い!生活立ち上げには本当にありがたいお店です。
家具の組み立てが大変
広いIKEAは買い物をするだけでぐったり。すべてを車に積み込んで家に戻って、えっちらおっちら運び込みます。疲れたなんて言っていられません。これからが本番ですから!
安くてお財布に優しいIKEAですが、なんといっても大変なのは家具の組み立て。
全世界共通の組み立てマニュアルなので言葉での説明はゼロ、すべて図による説明です。わかりやすいといえばわかりやすいけど、コツをつかむまで少し時間がかかります。
シンプルな本棚は組み立てが一番簡単。引き出しや扉がついた棚になると、ぐんと難易度が上がります。
組み立てに苦労する人がいるため、有料組み立てサービスもあります。でもお金を節約したいからIKEAで買っているのに、有料でサービスを頼むというのは最後の手段だと思いますね。私は一度も頼んだことがありません。
でも、いくつも家具を組み立てるのは本当に大変です。疲れます。正直、もう二度と家具の組み立てはしたくないと思っています。
他の家具店も調べておこう
生活立ち上げの時期は、とにかく目の前のことをこなすだけで精一杯。長い目で見ることができません。私もそうでした。
IKEAほど安くはないにしろ、リーズナブルな値段の家具屋は存在します。サンディエゴでいえば、Jerome’s というお店は当日配送(same day delivery)が可能。配送だけでなく家具もきちんと組み立ててくれます。IKEAの組み立てで苦労すると、このサービスが本当にありがたく思えます。
家具は実際に見てから選びたいし、予算的な制限もあるでしょう。でも、事前に引越し先の地域にある家具の店を調べておくと、生活立ち上げのストレスを少しでも減らせるかもしれません。
おすすめの家具オンラインショップ
私が個人的に気に入っている家具のオンラインショップをいくつかご紹介します。
- Joss and Main おしゃれで値段も手頃な家具が幅広く揃っています。
- All Modern シンプルでモダン。
- Birch Lane 海辺のイメージ。
- Serena & Lily 海辺の家にぴったりな家具。私の憧れ♡
- Wayfair セールが多くて、お買い得感が高い。
- west elm 洗練されたデザインのものが多くて、見ているだけで楽しい。
- Crate&Barrel 定番だけどモダンな要素も取り入れたおしゃれな人気店。
個人売買、中古家具、ガレージセール

個人売買で有名なCraig’s Listも便利です。もう組み立てられているものがほとんどだし、現金でやりとりできます。
中古家具を委託販売するお店もあります。“Consignment store” で検索するとヒットします。
週末によく行われているガレージセールでも、お得な買い物ができるかもしれませんね。
レンタルは便利だけど割高
我が家は日本で使っていた家具をすべて処分してきたので、何から何まで買う必要がありました。いくらIKEAが安いといっても、一度にすべてを揃えるのは予算的にも時間的にも無理。
大型家具の大人用ベッド、ソファセット、ダイニングセットはレンタルしました。知り合いのつてでレンタル家具の会社を紹介してもらい、手続きに出向いた数日後にすぐ届いたので助かりました。
でも決して安くありません。毎月のレンタル料を考えたらできるだけ早く自分たちで大型家具を買うべきだったのですが、いったん家に置いてしまった大型家具を替えるのが面倒で、1年近くたってしまいました。これは私が後悔していることの1つです。
もしレンタル家具を探すのであれば、furniture rental / rental furniture などで検索するとヒットしますよ。
生活用品は Target がイチオシ

基本的な生活用品はIKEAでほとんど揃えることができます。
でも私は Target のほうが好き。名が知られているデザイナーとのコラボレーションも多くて、安いけどおしゃれなものがたくさんあります。特にタオル類、バスルーム用品、インテリア雑貨、子ども服はおすすめ。
IKEAはサンディエゴに1つしかなくて家から遠いけど、Targetはたくさん店舗があるのですぐに買いにいけます。それもTargetのほうが好きな理由です。
アメリカは返品が簡単!

これも日本と大きく違う点だと思います。何かを買ったら、しばらくはレシートを保管しておきましょう。少し使ってみて不具合があったり、気に入らなかったら返品できます。
簡単に返品できるというのは実にいいです。サイズを間違えたり、部屋に置いてみたらイメージが違ったとか、そういうことはしょっちゅうですからね。
返品するときはCustomer Serviceへ。週末は返品の列が長くなります。できれば平日に、週末だったらなるべく早い時間にいくと待たずにすみます。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事のポイントをまとめます。
- アマゾンのアカウントを作る。
- 靴の収納と照明は必須。
- アメリカのトイレは詰まりやすい。
- IKEAは安いが組み立てが大変。
- 生活用品はTargetがおすすめ。
家が決まってから、家具・生活用品を揃えるこの時期が一番しんどいかもしれません。特に小さなお子さんがいる方は大変でしょう。私も当時次女が1歳だったので、買い物に行くこと自体が苦行でした。
でも、ひととおりモノが揃えば一息つけます。大丈夫です!
Have a wonderful day!