【映画で英語】「ラ・ラ・ランド」Part 2: 夢見るおろか者に乾杯!




こんにちは!

サンディエゴ在住の英語インストラクターNaokoです。

教科書にはのってないリアルな英語をお届けしています。

 

映画「ラ・ラ・ランド」の魅力紹介、パート2です。互いにひかれ合い、一緒に暮らすようになったミアとセバスチャン。それぞれの夢を叶えるために、前に進みますが…

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すれ違う2人が言い合う場面

新しい形のジャズで成功している友人キースのバンドに誘われたセバスチャン。自分が目指すジャズではないことに違和感を覚えつつも、レストランでのピアノ演奏とは比べ物にならないほど稼げる仕事なので参加を決めます。

ミアは子どものころから好きだった「自分の芝居」に挑戦することを決意。カフェの仕事も、オーディションを受けるのもやめます。自分で脚本を書き、舞台のセットも自分で準備、演じるのも自分という一人芝居。退路を絶って夢に向かって突き進みます。

セバスチャンが忙しくなり、一緒に過ごす時間は減るばかり。ツアーに出る前の晩、セバスチャンは夕食を用意してミアを驚かせます。

話をするうちにだんだん言い争いになる2人。

ミア
Why aren’t you starting your club?(どうしてジャズクラブを始めないの?)
セバスチャン
You said yourself no one wants to go to that club. No one wants to go to a club called “Chicken on a Stick.”(「チキン・オン・スティック」なんて名前のジャズクラブには誰も行きたくないって君が言ったじゃないか。)
ミア
So change the name!(名前を変えればいいじゃない)
セバスチャン
Well, no one likes jazz! Not even you!(ジャズが好きなやつなんていない。君だって好きじゃないだろ。)
  

ミア
I do like jazz now because of you!(あなたのおかげで好きになったわ!)

セバスチャン
And this is what I thought you wanted me to do! What am I supposed to do? Go back to playing “Jingle Bells”?(こういう仕事をしてほしいと思ってたんじゃないのか?どうしろっていうんだよ。また店のピアノで「ジングルベル」を弾けっていうのか。)
ミア
I’m not saying that. I’m saying why don’t you take what you’ve made and start the club?(そんなこと言ってない。お金を貯めてクラブを始めたら、と言ってるのよ。)
セバスチャン
Scraping pennies so I can start a club no one wants to go to?(しがない稼ぎをかき集めて、客が入らない店を開けっていうのか。)
ミア
People will want to go to it because you’re passionate about it, and people love what other people are passionate about. you remind people of what they forgot.(あなたが情熱を注いで経営してるクラブなら客は入るわよ。人は誰かの情熱に共感するんだから。)

私は映画でもドラマでも、言い争いのシーンに注目しています。リアルな感情がむき出しになったときの英語を知りたいからです。

ここにも出てきている “I’m not saying that. I’m saying …”(そうじゃなくて、〜ということを言いたいの)という言い方、よく使います。自分が言いたいことを伝えたい時、誤解がないようにしたいときに使えるはず。

どん底に突き落とされたミア

ミアの一人芝居、本番の日。絶対に見に行くと約束していたセバスチャンですが、うっかり忘れていた写真撮影のために行けませんでした。

小さな劇場の客席には数えるほどしかお客が入っていません。来ると約束したセバスチャンの姿もなし。芝居が終わって、ちらほらと拍手が起きます。

落ち込んで舞台の袖に座り込んだミアに聞こえてきた客の声。

She’s not even good. My god, don’t quit your day job. Not good.(全然才能ないね。昼間の仕事をやめてないといいけど)

Don’t quit your day job.という言葉、言われたらすごく傷つきます。

Common American Phrases in Everyday Contextsという本には、このように定義されていました。

Don’t quit your day job: You are not very good at what you are doing, and clearly you only do this on a part-time or temporary basis, so don’t quit your regular job in hopes that you can support yourself doing this task that you do not do very well.

「才能ないから、それで生計を立てようと思わないほうがいいよ」という意味。

でもこれ、野次馬のセリフですよね。ミアは「リングに上がって」勝負しています。「リングに上がる」ことについての私の意見はこちらの記事にあります。

私の英語ストーリー#9 最終章:英語力が驚くほどアップ!

2018.04.23

それでも夢をあきらめない強さ

打ちのめされたミアは、コロラド州の実家に戻ってしまいます。お互い失意の日々を過ごしていたある日、ミアの一人芝居を見たブロデューサーからセバスチャンに電話があり、ミアにオーディションを受けてほしいとのこと。

セバスチャンはミアを迎えに行きます。セバスチャンに説得されてオーディションを受けることを決めるミア。そのオーディションで、”Here’s to the fool who dreams”(夢見るおろか者に乾杯)を歌うのです。

この歌のシーンだけで、エマ・ストーンがアカデミー主演女優賞に輝いた理由がわかると私は思います。

歌詞の一部をご紹介します。かなり意訳して日本語にしてみました。

Here’s to the ones who dream
Foolish as they may seem
Here’s to the hearts that ache
Here’s to the mess we make

夢見る人に乾杯

夢を見るなんてバカげて見えるかもしれないけど

心が痛くなってもいいじゃない

うまくいかなくたっていいじゃない

映画「カサブランカ」に出てくる有名なセリフ、「君の瞳に乾杯」”Here’s looking at you, kid.”を思い出させます。

“Here’s —“で「〜に乾杯」というのが定訳になっています。でもここでは「〜したっていいじゃない、夢を追い続けようよ」というニュアンスを出したいな、と私の中の翻訳家魂が顔を出しました。字数制限がないのをいいことに(笑)。

この動画のレビュー欄にこんな言葉がありました。”Such a raw and beautiful scene from Emma Stone.”とありました。私もこの感想に賛成。この“raw”というのは「むきだしの、ありのままの」という意味です。

オーディションには落ち続け、夢だった一人芝居には失敗し、恋人とも別れたミア。心はズタズタだけど、どうしてもあきらめられない、あきらめたくない夢への強い思いを感じさせます。

そして5年の時が過ぎ、めくるめくラストシーンへ

このあとはもう映画を観てください、としか言えません。ラストシーンでの私のあまりの泣きっぷりに、一緒にいた娘2人が心配したほどでした。

もう1つの主役は音楽!音楽!音楽!

この映画でなんといっても素晴らしいのが音楽です。映画館を出てからも、ずっと音楽が耳の奥に残って離れませんでした。サウンドトラック、おすすめです。

何度も繰り返し聴いているうちに歌詞も覚えてしまいます。英語で歌っているうちにすっかり口になじんできて、発音練習にもってこいです♪

最後に

こんなに好きな映画なのに、映画を観てから記事を書くまで1年以上経過しているのが情けない。あ、でもこのブログ始めたのは2017年10月だから半年ちょっとだ。ちょっと言い訳(笑)。

これからも、いい映画の紹介を続けますよ〜。

私なりの切り口で、使える英語の言い回しや面白い表現をお伝えしたいと思います。

 

Well, have a wonderful day!

 

 







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ABOUTこの記事をかいた人

サンディエゴ在住の英語インストラクター。字幕翻訳家の顔も持つ。一人では挫折しがちな英語学習を、スキマ時間の英語チャットで習慣づけするサービス「チャットde英語レッスン」を提供中。趣味は映画・テレビドラマ観賞、読書、ピラティス。娘が2人。