私の英語ストーリー#5:TESOL①入門編②リーディング&ライティング

work desk

 

こんにちは!

サンディエゴ在住、スマホチャットで英語を教えているNaokoです。

さて、私と英語の切っても切れないストーリーの5話目。

オンラインコースの受講を始める直前に、私にとって記念すべき出来事がありました。まずは、その話から。

(Disclosure:記事の中の一部はアフィリエイトリンクです。詳しくはサイトポリシーをご覧ください。)

生まれて初めて字幕なしですべてを理解できた「アナと雪の女王」

それまでも映画館で何度か映画は観ていました。娘二人は私の影響で映画とドラマが大好き。コカコーラとポップコーンを片手に、映画を大きなスクリーンで観るのはワクワクドキドキする楽しい時間です。

当時の私は、映画館だと英語の字幕が出ないためセリフを聞き取れませんでした。せいぜい50〜70%ぐらいだったでしょうか。ここでまた悪いクセの完璧主義が顔を出します。100%に近いところまでセリフを聞き取れるまでは、家で英語字幕を出しながらDVDやストリーミングで観たほうがいい、と思っていたのです。

そんな私ですが、気づいたら字幕なしでもしっかり理解できた映画が、2014年元旦に観たディズニーの”Frozen”(邦題「アナと雪の女王」)。ディズニーだから分かりやすい英語だった、声優の発音がはっきりしていた、などいろいろな要素があると思います。


いやぁ、うれしかったですね♪

元旦から縁起がいい!TESOLのオンラインコースもきっとうまくいくに違いない!と、これまた楽天的で超ポジティブ、自分に都合のいいように考えていた私でした。

今でも家で観るときは必ず英語字幕を出しますよ。もうこれは習慣(笑)。でも、この出来事があってからは、内容をどのくらい理解できるかにはこだわらず、とにかく映画館で観ることの楽しさを満喫するようになりました。

いよいよTESOLのオンラインコースがスタート!

その10日後、TESOLの受講を始めました。

1) Fundamentals of TESOL (1/13/2014-2/7/2014)

このコース(講義)では、英語を第二外国語として教えるにあたっての基礎知識を学びました。オリエンテーション的な役割を果たしているこのコースを必ず最初に受講することになっています。

使った教科書:Fundamentals of Teaching English to Speakers of Other Languages K-12 Mainstream Classrooms

ディスカッションボードは、先生や他のクラスメートたちと意見を交換するオンライン上の教室です。顔が見えない、リアルタイムではない、という制約はありますが、英語でのディスカッション経験がない私にとってはムダに緊張せずにすんだのでプラスに働いたと思います。自分が伝えたいことをいかにクリアに伝えるか、書いては直し書いては直しの繰り返しでした。

クラスメートは私を含めて13人。私以外は現職も含めて教師の経験者ばかりでした。小学校の先生だったり、アダルトスクールのESLで英語を教えていたり、経歴はさまざまです。日本で英語を教えたことがあるという人が3人いました。日本人は私だけ、韓国人の女性が一人。TESOLの資格をとって世界各地で英語を教えたい、という人もいました。

コースの詳細はすべてシラバス(講義の内容と計画を説明したもの)に書かれているので、まずはそれをじっくり読みました。私にとっては、シラバスを読むのも初めてだったのです。

参考までに、オンラインコースのスケジュール例を少しだけお見せします(一部改変)。

week topic reading assignments
1 introduction to the course text page 10-50 PowerPoint lecture lesson 1-5 Discussion board #1
Introduce yourself on
the Discussion Board.Discussion Board #2
2 Language determines
culture, and culture
determines language
See reading
guide
PowerPoint
Lecture Lesson 6-9
Discussion Board #3

Discussion Board #4

 

 

 

週ごとに教科書のどこからどこまでを読むかという指示が出ます。教科書だけでなく、教授が添付した資料を読むことも多いですね。音声入りのパワーポイントが授業です。ディスカッションボードで議論をするテーマが週に2つ、さらに週に1つ課題が出ました。

クラスメートはネイティブ、しかも学校で教えている先生ばかり。大人ばかりの集まりに間違えて入りこんでしまった子どものような気持ちでした。「え〜、こんなこと続けるの無理だよ〜」という弱気な自分と、「自分でやると決めたんだから、しっかりやれ!」と厳しくお尻を叩く自分の間で揺れ動きました。

娘を学校に送って最低限の家事をこなしてから、平日9時〜2時はひたすら勉強。教科書・資料を読み、ディスカッションボードに意見を書き込み、課題をこなし、テストに備えました。

娘をお迎えに行ってからは母親としての雑事に追われ、絵本を読み聞かせて娘を寝かしつけてからまた勉強。いつもなら夜9〜11時は映画かドラマを楽しむ時間なのですが、TESOLを受講しているときは完全に勉強に当てていました。そうしなければ追いつかなかったのです。

唯一の私の強みは、英語を教わる側の気持ちが分かること。ディスカッションボードでも、クラスメートから「教わる側としてはどう思うか?」という質問をよく受けました。できるだけ正直に、気持ちをこめて答えましたね。教科書には「こうすべき」と書いてあることでも、私個人としては「ん?」と疑問に思うことがあったので、そういう点を指摘したこともあります。

ついていくのがやっとで、あっという間に終わった4週間でした。でも振り返ってみれば、このコースはかなりラクだったのです。長いマラソンの前の準備運動でした。

2) Teaching and Testing ESL Reading and Writing 2/10/2014-3/7/2014

 

週末をはさんで次に始まったのがリーディングとライティングについてのコース。指定された教科書は下の3冊。

Teaching English as a Second or Foreign Language. (4 ed.) by Celce-Murcia, M.

Teaching ESL/EFL Reading and Writing (ESL & Applied Linguistics Professional Series) by I.S.P. Nation

Teaching L2 Composition: Purpose, Process, and Practice by Dana R. Ferris

教科書の冊数だけでも、前より読む量が多いことがわかります。英語を教えるにあたっての専門用語がどんどん出てきて、常に頭の中がグツグツ煮えている感じでしたね。何度か読まないと理解できないことが多いのですが、それをやっていると時間が足りない。だから、重要なポイントにはポストイットを貼っておき、そこだけ読み返すようにしました。

ライティングを教えるときに大事なこととして記憶に残っているのが次の2つ。

Collocation: What words are often used before or after the word? Are there certain
words we must use with this word?

Register: Is the word formal or informal? Where can I expect to hear it or use it?

Collocation(コロケーション)という言葉はTESOLで初めて知りました。組み合わせて使われることが多い自然な言い回しのことです。ネイティブはごく自然に習得していますが、第二言語として学ぶ人にはなかなか手強いと思います。

例えば “heavy rain / strong wind” とは言うけれど “strong rain / heavy wind” とは言いません。

日本語でも同じです。「雨がざあざあ降っている」「風がびゅーびゅー吹いている」とは言うけれど、「雨がびゅーびゅー降っている」「風がざあざあ吹いている」とは言いませんよね。

コロケーションに気をつけると、英文がぐっと自然になります。私もこのときからコロケーション辞典を使うようになりました。

Register(レジスター)も初めての言葉でした。辞書でひくと「言語使用域」と書いてありますが、つまり状況において話し方・言葉の選び方・丁寧さの度合いが変わることをさします。子どもに話すときと、会社の上司に話すときは話し方も使う言葉も変えますよね。誰でも複数のレジスターを持っていて、それを時と場合によって使い分けています。

普段は使わないような専門用語ですが、私自身、この2点を意識しながら英語を読んだり書いたりするようになりました。

また、課題としてレッスンプランを作りました。50分の授業で、どのように読み書きを教えるか、具体的な計画を立てるというもの。興味のある方のために私の作ったレッスンプランを公開します(教授からの赤ペン入り!)。

LessonPlan.Shiohama

自分の英文にどうしても自信がもてないときは、近所のネイティブの友人に頼んで添削してもらったこともあります。この頼りになる友人には、TESOLが終わるまでたびたびお世話になりました。

2007年から毎日1行は書くようにしている10年日記ですが、このコースの受講中は何ひとつ書いていません。書く余裕がまったくなかったのですね。でも最終日の3月7日にはこう書いてありました。

苦しかったコース終了。Aプラスはダメだったけど、Aはもらえた。

ただひたすらに、がむしゃらにやりました。その結果、Aをもらえたのはうれしかったですね。

このコースが終わったあと、2ヶ月のお休み期間がありました。長女の遠足に付き添って行ったり、学校のイベントにいろいろと参加しています。春休みには家族旅行に行き、次女が長女の通っている日本語補習校に入学しました。

専業主婦そして母親としての時間を満喫したあと、スピーキングとリスニングについてのコースが始まったのです。

To be continued.

 


チャットde英語レッスン

英語を使いたいけど、使うチャンスがない方。手軽なチャットで毎日英語でやりとりをして、英語を使う習慣をつけましょう。間違い、大歓迎!わかりにくい部分は日本語で丁寧に説明します。


ABOUTこの記事をかいた人

サンディエゴ在住の英語インストラクター。字幕翻訳家の顔も持つ。一人では挫折しがちな英語学習を、スキマ時間の英語チャットで習慣づけするサービス「チャットde英語レッスン」を提供中。趣味は映画・テレビドラマ観賞、読書、ピラティス。娘が2人。