私の英語ストーリー#7:TESOL⑤英語を教えるメソッド⑥言語学




 

こんにちは!

サンディエゴ在住、スマホチャットで英語を教えているNaokoです。

私と英語の切っても切れないストーリー、7話目です。

1ヶ月半お休みしたあと、2015年1月から残りの4コースを受講しました。つらかった6週間の文法コースを終えたせいか、頭がグツグツ煮えている状態は変わらないにしても少しずつ勉強のコツがつかめるようになってきました。

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5) Theories of Second-Language Acquisition 1/5/2015-1/30/2015

TESOLの5つ目は、英語を教えるにあたってのテクニックやメソッドについて学ぶコースでした。

使った教科書:Techniques & Principles in Language Teaching (2011) by Larsen-Freemand and Anderson.私は方法論よりも”心のもちよう”に興味を引かれました。Affective Filter(情意フィルター)を下げることがいかに大切か、という点が一番心に残っています。

「情意フィルター仮説」は、第二言語習得研究の先駆者として知られる言語学者のスティーブン・クラッシェン氏が提唱した、第二言語習得に関する5つの有名な仮説のうちの一つです。

「情意フィルター仮説」とは、簡単に言えば学習者が言語学習の過程において感じる不安や自信のなさといった負の感情が、第二言語の習得において障壁となるという仮説です。これは、例えば「間違った英語や下手な発音を話すと周りから馬鹿にされるのではないか」といった不安などが当てはまります。皆さんの中にも、日本人の前だとどうしても恥ずかしくてうまく英語が話せないと感じている方がいるのではないでしょうか。このように、自分の英語力や発音に自信がなかったりすると自然と情意フィルターが上がってしまい、結果として効率的な英語習得の妨げとなってしまうのです。

この情意フィルターを下げるために、英語教育の現場ではできるかぎり学習者の自尊心を高め、不安を取り除くように努めることが推奨されています。フレンドリーな雰囲気でレッスンを進める、言葉に詰まってもじっとこらえて待ってあげる、英語学習の初心者に対して過度に間違いを指摘しすぎないなどがその一例です。

英会話のEnglyの記事より引用

たしかに「間違えたら恥ずかしい」「うまく話せる自信がない」という気持ちは誰でも持っているはず。「間違えたっていいんだ」という安心感を与えることは本当に大事なことだと思います。

とは言っても、適度な緊張と不安は悪くないと思いますね。だって母国語以外の言葉を話すときにドキドキしない人なんていません。緊張と不安をうまく自分でコントロールしながら場数を踏むことが、成長のカギなのではないでしょうか。

また、生徒を次のレベルに上げるためには背中を優しく押してあげるようなサポートも大事だ、と学びました。私自身、このTESOLを受講することで自分をコンフォートゾーンからドーンと突き飛ばした感があります(笑)。

“Teaching is learning.”という言葉を知ったのもこのコースでした。自分がしっかり理解していなければ教えられない。だからこそ一生学び続けるのでしょう。

6)言語学 Linguistics  4/13/2015-5/8/2015

2ヶ月ほどゆっくりしてから受講したのは言語学のコースでした。

使った教科書:Essential Linguistics, Second Edition: What Teachers Need to Know to Teach ESL, Reading, Spelling, and Grammar by David E Freeman and Yvonne S Freeman
このクラスは参加者がなんと23名。日本人は私だけ、韓国人の元ジャーナリストの女性がひとり。それ以外は現役または引退したESL教師でした。誰が誰だか分からなくなってしまうので、名前と簡単な略歴を自分のノートにまとめて「この人はこういう人」と何度も確認しました。

前回の記事で紹介した「脳とイメージは仲がいい」という言葉どおり、クラスメートの顔写真があればもっとすんなり覚えられたでしょう。文字だけの自己紹介では人物像がなかなか浮かび上がってきません。話し合っていくうちにそれぞれの個性や特徴がわかってくるのですが、やっと覚えたと思ったらもうコース終了、という感じでした。

できるだけ早く資格をとるために、同時に2つのコースを受講するツワモノもいます。1つのコースだけで精一杯の私には信じられませんでした。でも途中で脱落する人もいるので、人それぞれです。

この言語学コースはディスカッションボードでのやりとりがとても面白かったです。

発音に関して面白いと感じた出来事をできるだけ具体的に説明する、というテーマがありました。日本人の例が出てきたのでご紹介しますね。

One of my homestay guests, a young adult from Japan,

私の家にホームステイした日本人の若い女性が、私に聞きました。

asked me if I like ice cream. I said “yes, why?”

「アイスクリームが好きなんですか?」

私は答えました。「ええ、でもどうして?」

She replied that she knew it because of my E-mail address which is SARTY1.

「だってあなたのメールアドレス、SARTY1(サーティーワン)だから」と言いました。

I had no clue as to what connection she was making between the e-mail address and ice cream. I looked at her blankly.

SARTY1とアイスクリームとのつながりが分からなくて、私はぽかんとしていました。

She then asked if I know 31 flavors.

すると彼女は「サーティーワンを知ってる?」と言ったのです。

AH The connection! She pronounced 31 exactly the same as sarty1.

ああ、そういうつながりね!

彼女にとっては thirty-one と SARTY1 の発音が同じ(サーティーワン)だったのです。

(注:日本のサーティーワンは、アメリカではBaskin Robbinsといいます。)

また、Syntax(シンタックス:単語が組み合わされて文を構成するときの規則)について学んでいるときのディスカッションも面白かったです。

テーマはGrammatical Acceptability(どこまで文法の間違いを許容できるか)。「こういう間違った言い方には我慢できない!イライラする!」というリアルな不満が飛び出します。英語教師が多いだけに、英語の文法にはかなり敏感なクラスメートが多くて勉強になりました。

例1: I have some friends who spell tonight, tonite, and it drives me crazy. When did this become acceptable? I usually see it in a text message and I never correct them because I don’t want to be the Grammar Police, but it just really annoys me.

例2:I hate, “I don’t want no more.” Arghhhhh. That hurts my ears.

ディスカッションボードを読んでいるだけで面白くて、勉強しているのを忘れそうになったときもあります。大変だけどTESOLのコースを受講してよかった、とこのとき初めて思いました。

さぁ、あとは2つのコースを残すのみ。順調に終わるはずだったのですが、思わぬ事態に…

 

To be continued.







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ABOUTこの記事をかいた人

サンディエゴ在住の英語インストラクター。字幕翻訳家の顔も持つ。一人では挫折しがちな英語学習を、スキマ時間の英語チャットで習慣づけするサービス「チャットde英語レッスン」を提供中。趣味は映画・テレビドラマ観賞、読書、ピラティス。娘が2人。