映画「オーシャンズ8」に学ぶ、ていねいに頼むときの英語フレーズ

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Naoko
サンディエゴ在住、オンラインで英語を教えているNaokoです。

私が毎日の英語で実感するのが  “would” を本当によく使う ということ。

“Would” はカドが立たないようにする「クッション」みたいだな、と私は思います。”Would” を使うことでやんわりとソフトになるんです。

ネイティブの友人にたずねてみたら、こんなふうに言われました。

「そういえば would 使うね!」

「気にしたことないけど、たしかに使ってる!」

「考えたことなかった!」

また、英語では過去形にすることでていねいさを出す という特徴があります時間的な距離をおくことで控えめにする、という感じ。

今回は映画「オーシャンズ8」に出てきた「ていねいな表現」をご紹介します。“Would”過去形に注目してください。

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「オーシャンズ8」のあらすじ

5年の刑期を終え、晴れて仮出所を果たしたデビー・オーシャン。かつて“オーシャンズ”を率いたダニー・オーシャンを兄に持つ、生粋の強盗ファミリーの一員だ。

出所して早々、刑務所の中で考え抜いたプランを実行に移すべく、デビーの右腕となるルーと共に個性豊かな犯罪のプロたちに声をかけ“オーシャンズ”を新結成するデビー。集まったのはいずれも一流の才能を持ちながら、冴えない生活を送っている、ハッカー、スリ師、盗品ディーラー、ファッションデザイナー、宝飾デザイナーたち。

彼女たちのターゲットは、世界最愛のファッションの祭典「メットガラ」でハリウッド女優(アン・ハサウェイ)が身につける1億5千万ドルの宝石!しかしそこには、網の目のように張り巡らされた防犯カメラ、屈強な男たちという世界一厳しいセキュリティが立ちはだかる。

たった一秒の狂いが命取り。しかも世界中に生配信されるこの祭典のさなかに宝石を盗み取るという、前代未聞で型破りな計画は果たして成功するのか?そしてこの計画に隠されたさらなるデビーの計画とは?

(日本公式サイトより引用)

【場面説明】ホテルの受付に電話する

出所直後のデビー(サンドラ・ブロック)。豪華なホテルのロビーに座っています。

裕福そうな夫婦がホテルの受付でチェックアウトしているところ。

デビーは受付に背を向けていますが、夫婦の名前と部屋番号をしっかり盗み聞きしています。

夫婦がホテルの外でタクシーに乗ったのを確認し、受付に電話をかけるデビー。

“デビー”
Hi, this is Mrs. Randall.

(ランダルです *デビーはチェックアウトした夫婦の奥様のフリをしています)

We just checked out of room 2814.

(今、2814号室からチェックアウトしたところなんですけど)

May I speak with Monica, please?

(モニカと話せます?)

“受付”
 This is she.

(私がモニカです)

“デビー”
Hi, Monica. Uh, we just found out our flight was canceled.

(実はフライトがキャンセルになってしまったの)

And instead of staying in some horrible airport hotel, we were hoping that maybe we could get our original room back?

(空港近くのみすぼらしいホテルに泊まるのはイヤだから、今夜も元の部屋に泊まれないかしら?) 

“受付”
 Yes, we can give you that same room back.

(ええ、同じお部屋をご用意できます))

“デビー”
That would be amazing. Thank you so much.

(よかった!ありがとう)
We’re just gonna go grab a bite.

(何か食べてから戻るわ)

Would it be possible to get the maid in there now?

(今、部屋を掃除してもらうことできるかしら?) 

“受付”
 Yes, absolutely.

(もちろんです)

“デビー”
 Perfect. We really appreciate it.

(よかった。本当にありがとう) 

“受付”
 Not a problem.

(お安いご用です)

セリフの解説

デビーはリッチな奥様っぽく、上品で柔らかい話し方をしています。

英語は過去形にすることでていねいさが出る ということを覚えておいてください。

時間的な距離を置くことでていねいさをかもし出す と言ってもいいでしょう。

無理めなお願い①

■ We were hoping that maybe we could get our original room back?

□ 元の部屋に泊まれたらうれしいのだけど。

無理なお願いをきいてもらいたいときに使う、ていねいな言い方です。

何かを頼むときは、過去形のほうがよりていねいに聞こえます。

 

■ That would be amazing.

□ よかった!

家族・友人など、ごく親しい間柄でも英語では「 would 」を使うことが多いです。

ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」についての記事にも「would」の使い方を書いていますので興味ある方は下のリンクからどうぞ。

big little lies

【ドラマで英語】「ビッグリトルライズ」から学ぶリアルな英会話

2017年12月6日

無理めなお願い②

■ Would it be possible to get the maid in there now?

□ 今、部屋を掃除してもらうことできるかしら?

これも無理なお願いをするときに使える便利なフレーズです。

こなれたお礼の言い方

 

■ We really appreciate it.

□本当にありがとう

お礼をいうとき「Thank you.」だけでなく「I really appreciate it.」もくっつけて使ってみましょう。

ここでは夫婦なので「 we 」ですが、たいていは「 I 」です。

「 appreciate 」は他動詞なので、必ず目的語(「 it 」や「 your help 」など)をつけることに注意しましょう。

 

まんまとホテルの部屋に忍び込んだデビー。あまりにもスムースなので驚きました。さすがダニー・オーシャンの妹!

まとめ

 

今回でてきた使える英語フレーズをまとめます。

使える英語フレーズ

■ We were hoping that maybe we could get our original room back?

□  元の部屋に泊まれたらうれしいのだけど。

 

■ That would be amazing.

□ よかった!

 

■ Would it be possible to get the maid in there now?

□ 今、部屋を掃除してもらうことできるかしら?

 

■ We really appreciate it.

□ 本当にありがとう

英語は過去形にすることでていねいさが出ることも覚えておいてください。

おまけ「オーシャンズシリーズ」4作品

オーシャンズシリーズ(11,12,13,8)の4作品すべてが入っているDVDも出ています。

最後に

「英語には敬語がない」と思っている方、それは違います。

カドが立たない言い方、ていねいな言い方、失礼にならない程度に毅然とした言い方など、さまざまな状況においてネイティブは使い分けています。

そんな英語フレーズを、映画やドラマの例を使いながらわかりやすく説明していきたいと思います。

Have a wonderful day!

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ABOUTこの記事をかいた人

映画とドラマをこよなく愛する英語インストラクター。オンラインで英語を教えています。2009年からサンディエゴ在住、元字幕翻訳家。趣味は映画/ドラマ観賞、読書、ピラティス。娘が2人。