前回、登場人物とあらすじをご紹介した家族ドラマ「ペアレントフッド」。
今回は長男アダムの家族にフォーカスを当てながら、英語フレーズをご紹介します♪

(ドラマのセリフはSpringfield! Springfield!から。日本語は私の拙訳。)
長男アダムと父親ジークの対立
【シーズン1 第1話】
ジークとカミーユの家(アダムの実家)で、家族全員が集まって食事をしたあと、ジークはアダムの息子マックスとバスケットボールをします。競り勝とうとしないマックスにイライラしたジークは、マックスの顔にヒジ鉄。マックスは盛大に鼻血を出します。
ジークの荒っぽい子育てに反発しているアダムは、真っ向から対立します。




相手の発言に対してカチンときたときに言うセリフです。”What do you mean?”とは違って、不満があるときに使うので、使い方には気をつけましょう。
子育ての方針は、他人からとやかく言われたくないもの。だから他人の子育てにも口出ししないほうが無難です。

©2018 NBCUniversal Media, LLC
アスペルガー症候群と診断されたときの会話
【シーズン1 第2話】
アダムとクリスティーナは、精神科医のところにマックスを連れていき、診断を聞きます。



We’re gonna Look, we can work through this.I think we should just tackle this one by one.(1つ1つ取り組めばいいんです。)
So, pirate costume I think getting him out of that thing is key.(まずは海賊の格好をやめさせることからですね。)

I think that we should start with more of a big picture conversation.(全体像を考えることから始めましょう。)




Just to get him through this, get him back on track.(普通の状態に戻すには?)

It is a syndrome that he will always have.(ずっと付き合わなくてはならない症状なんですよ。)



You figure out how he learns.(マックスがどうやって学ぶのかを理解するんです。)
You get as much support for Max as possible.(できる限りのサポートを受けてください。)
Quite honestly, the research clearly shows the greatest barometer of success for children with Asperger’s is their parents’ involvement.(アスペルガー症候群を持つお子さんの成功は、ご両親がいかに熱意を持って取り組むかにかかっているのです。)
精神科医との会話なだけに、難しい言葉がでてきますね。
でもこの場面に出てきたから覚えられる、という考え方もあります。また、正確な意味はわからなくても前後の文脈から「なんとなくこんな意味かな」と察する力を鍛えるのも大事です。
- I do find that Max’s behaviors are consistent with an Asperger’s diagnosis. マックスの行動はアスペルガー症候群にあてはまります。
(be consistent with〜:〜と一致する、調和する)
- This is not an insurmountable problem. 乗り越えられない問題ではない。
(insurmountable: 越えられない、克服できない)
あたたかい励ましの言葉
【シーズン1 第6話】

行動療法士ギャビー©2018 NBCUniversal Media, LLC
マックスがアスペルガー症候群と診断され、行動療法士のギャビーが毎日数時間マックスと過ごすことになりました。
ある日、ギャビーがマックスを公園につれて行きます。マックスは誰かと一緒に遊ぶことが苦手なので、母親のクリスティーナが何度も誰かと遊ばせようとしたけれども成功したことがありません。
でもギャビーは、公園にいた女の子とマックスがボール遊びをするようにしむけて成功します。今まで自分が何度やってもダメだったことをあっさりギャビーにやられて、打ちのめさせるクリスティーナ。


第三者の、しかもプロフェッショナルの助けを借りるというのは効果があるんだな、と思わせるシーンでした。
ギャビー役のミンカ・ケリーという女優さん、とてもカワイイです。このあと、ちょっとした事件のためにマックスの指導ができなくなるのはとても残念でした。
- You’re too hard on yourself. あなたは自分に厳しすぎるのよ。
- You need to cut yourself some slack. 少し手を抜いたほうがいいわ。
「cut (or give) someone some slack」で「大目に見る、余裕を与える」という意味です。
頑張りすぎて疲れ切っている相手には、こんなふうに言ってあげられるといいですね。
相手を励ますフレーズとしては、こんなものもあります。
- Don’t push too hard on yourself. (頑張りすぎないで/無理しすぎないで)
- Take it easy. (気楽にいきましょう)
- Let me know if there’s anything I can do for you.(私になにかできることがあれば言ってね。)
まとめ
アダムの家族の会話はいかがでしたか?
アスペルガー症候群を持つマックスの子育ては、このドラマの大きなテーマの1つです。マックスの行動がトラブルを引き起こし、そのたびにアダムとクリスティーナが必死に対処します。
「こういうことが自分(あるいは子ども)に起きたらどうするだろう?」と考えさせられることが多いドラマなんですよ。
今回の記事に出てきた【使える英語フレーズ】と【ボキャブラリーを増やそう】をまとめます。
- What is that supposed to mean? どういう意味よ?
- You’re too hard on yourself. あなたは自分に厳しすぎる。
- You need to cut yourself some slack. 少し手を抜いたほうがいいわ。
- Don’t push too hard on yourself. 頑張りすぎないで。
- Take it easy. 気楽にいきましょう。
- Let me know if there’s anything I can do for you. 私になにかできることがあれば言って。
- I do find that Max’s behaviors are consistent with an Asperger’s diagnosis. マックスの行動はアスペルガー症候群にあてはまります。
(be consistent with〜:〜と一致する、調和する)
- This is not an insurmountable problem. 乗り越えられない問題ではない。
(insurmountable: 越えられない、克服できない)
Have a wonderful day!